多くの日本語話者が悩む濃音の発音
濃音で発音したつもりなのに、平音や激音と思われてしまう。
自分の発音がちゃんと濃音になっているか分からない
とお悩みの方へ
・濃音って何?
・濃音の発音の練習方法
・濃音で話せているか確認する方法
この記事を書いている私@chiikoreanは、元韓国語専攻。現在、韓国語勉強歴は14年目です。
日本語には、無い音なので、今でも濃音は、意識して発音しています。
濃音は、平音、激音に比べて最も苦手意識が強い人が多いと言われています。現在、濃音の発音に悩んでいる方へ、安心してください。意識してコツさえつかめればきちんと通じる発音で話すことはできます!
今、声を出せる環境の人は、是非、ブログを読みながら声も出してみてくださいね!
(電車の中とか、周りに人がいるっていう人は、少し我慢…)
濃音って何??
でも、「濃音ㄲㄸㅃㅆㅉ」って何??濃い音ってこと??
激音について知りたい方は、【韓国語発音のコツ】激音ㅋㅌㅍㅊの発音は○○でマスターしよう♪も確認ください。
※次の参考部分は、完全に理解できなくても大丈夫です!
「濃音」は韓国語で된소리といいます。ここでの되다とは、「~になる」という意味ではなく、「濃い」という意味です。でも、「濃い音」と言われても、まだどんな音かピンと来ないですよね!そこで、もっと掘り下げると「張り詰めた」という意味になります。
つまり、「濃音 된소리=張り詰めた音」
「激音」は、激しく息を出す、”息漏れ”が大切なのに対し、「濃音」は”張り詰める”、つまり”音を出す前に口の中を緊張”させて、力をチャージし、そこでたまったパワーを音を出すと同時に一気に開放することがポイントです。
では、どうやって具体的に出すのか、見ていきましょう♪
濃音の発音の練習方法!準備するのは、○○
濃音発音方法の基礎
日本に売られている韓国語の教科書には、次の2つのポイントで書かれています。
ポイント1:小さな「ッ」を意識して発音する。
たとえば、까 なら平音가の前に小さい「ッ」をつけて、「ッ가」 あえてカタカナで書くと、「ッカ」みたいな感じ。
ポイント2:発音するときに激音のように息漏れを起こさせない。
練習法1:ティッシュ
①ティッシュを1枚準備します
②ティッシュを顔の前にセットして、持ちます
③濃音を発音するときに、ティッシュが前に出ないように発音する
ティッシュは、②の位置をキープします。
練習法2:ティッシュ+ッをもう一つプラス
まずは、아빠と発音してみましょう!
カタカナで書くと「アッパ」ですが、「パ」の前にさらに小さい「ッ」を意識して、
아빠=「アッッパ」
と発音します。その際に、練習法1でしたようにティッシュを前に出さないようにします。
아빠の発音に慣れて、濃音の感覚をつかんだら、別の濃音も同様に挑戦してみましょう。
この方法は、ミレ韓国語学院の学院長で、韓国語発音クリニック等の書籍も出されている前田先生が、説明されていました。詳しくは動画をどうぞ!
練習法3:小さな「ッ」の直後に濁音を意識する
ネイティブっぽい韓国語の発音【CD付き】や一週間で驚くほど上達する! 日本一楽しい韓国語学習50のコツで紹介されていました。
小さな「ッ」+濁音のつもりで発音してみることです。
たとえば・・・
딸 なら 「ッダル」です。
濃音で話せているか確認する方法
ひとりで出来るおすすめ発音確認方法
スマホの音声認識機能を使ってみることをおすすめします。
スマホに向かって単語を話してみて、自分が発音したものと、スマホが聞き取ってくれた単語が合っているか、確認してみましょう。
Googleでも、NAVER(韓国の検索サイト)音声認識検索機能があります。
ちなみに私はNAVERをよく利用しています。(専用アプリもありますし、他の勉強にも使うのに便利なので、ある程度韓国語が読めるようになったら、ダウンロードするのもおすすめです)
(NAVERの音声認識利用方法)
①検索ボックスをクリック→
②マイクのマークを押してから調べたい音声をマイクに向かって話す→
③正しい発音であれば、AIが認識して文字に起こしてくれます。
ちなみに、AIが空気を読んで多少間違ってても、単語を聞き取ってくれることもあります。なので、たとえば、달 딸 탈 など、似ている単語を組み合わせて、一緒に発音してみるといいですよ。
発音をマスターしたい人におすすめの1冊
入門の方から、上級の方まで、発音を上手にしたい人には、おすすめです。
ネイティブっぽい韓国語の発音【CD付き】
この本もおすすめ
まとめ
濃音…難しいですよね~通じないという苦手意識を持ってしまうと、さらに話すのが怖くなるということもあるのではないしょうか。でも、そんなこと気にせず、とにかく声に出し続けることが大事だと思います。外国語の習得の早わざは、「周りを気にせず、堂々と話す」ことだと個人的には思います。
一緒に頑張りましょうね♪
平音の発音についてはこちら↓
激音の発音についてはこちら↓
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