と思った方も多いはず!
たとえば、教科書にはこんな風に書いてますよね?!
ㄱなら、単語の頭(語頭)は「k・か行」、単語の中(語中)は濁る「g・が行」
そして、平音は単語の頭か中か意識すればOKじゃない?!
今記事で伝えること
・韓国語の平音のコツ→ちょっと低め、プラス濁音にすると伝わりやすい
・なぜそうなの?日本語と韓国語の違い、日本語韓国語ネイティブが聞こえる違い
・ネイティブに聞き取ってもらうには?
この記事を書いている私は、元韓国語専攻。現在、韓国語勉強歴は14年目です。
私も、語頭の平音ㄱㄷㅂㅈは、日本語と同じように、か行、た行、ぱ行、ちゃ行でいいと習いました。つまり、부산ならプサン…一方語中は濁る。たとえば、夫婦という単語、부부ならプブ。
最初は、単語の頭と中で発音が違うことに、ちょっと混乱。。。でも、発音自体は日本語と同じだから簡単と思っていたのです。
しかし、留学先の韓国で、ある日本人の発音に衝撃を受けます。
その人は、語頭、語中に関わらず全て濁音で発音!つまりプサンじゃなくて、ブサン
その人いわく、全部濁音にした方が伝わりやすいとのこと。確かに英語表記では、Pusanではなく、Busanって書いてあることも多いし、よくよく韓国語ネイティブの発音を聞いてみると語頭でも、少し濁音気味に聞こえることもあるなぁ…でも完全に濁音にしてしまうと変な気がすると思っていました。
それから理由は分からないまま、時が過ぎたのですが、稲川右樹先生の「一週間で驚くほど上達する! 日本一楽しい韓国語学習50のコツ」の一部を読んで謎が解決!本の内容も踏まえて解説します。
【韓国語発音のコツ】語頭の平音ㄱㄷㅂㅈは“ちょっと低め、プラス濁音にする”と伝わりやすい!
まずは、韓国語を学び始めた人は、これを覚えてください!
繰り返しますが、
語頭の平音ㄱㄷㅂㅈは“ちょっと低め、プラス濁音にする”と伝わりやすい!
次の章は完全に理解しなくても、そうなんだ~と流し読みしてもらえればOKです。
なので初心者の方でも、語頭の平音ㄱㄷㅂㅈは“ちょっと低め、プラス濁音にする”と伝わりやすい!とだけ覚えておきましょう!
なぜ?語頭の平音を”ちょっと低め、プラス濁音にする”と良い理由
日本語と韓国語の音の区別の違いがポイントです。
日本語は、静音(例:か)と濁音(例:が)。つまり、濁るか?濁らないか?で区別します。
一方、韓国語は、韓国語は平音(ㄱ)、激音(ㅋ)、濃音(ㄲ)。つまり、息漏れの出方、度合いで区別します。
日本語ネイティブと韓国語ネイティブでは同じ音でも、違うように聞こえる
たとえば、가족を例にしましょう!日本語で家族という意味です。
ハングルで書くと、가족
ㄱという平音で始まってるし、カジョッ。最初の音は濁らないで発音すればいいはず。
しかし、日本人が、가족と発音すると、場合によっては、카족というふうに激音と認識されてしまうことがあります。
韓国語ネイティブの発音 | 日本語ネイティブが聞くとこう聞こえる |
가족 | カジョッ もしくは ガジョッ |
카족 | カジョッ |
日本語ネイティブの発音 | 韓国語ネイティブが聞くとこう聞こえる |
カジョッ | 가족 もしくは 카족 |
ガジョッ | 가족 |
日本語の「か」と「が」を区別する基準と、韓国語の「ㄱ」「ㅋ」を区別する基準が違うんですね。
つまり、日本語は、濁るか濁らないかということ(声帯の振動の違い)、しかし韓国語の場合は、息漏れの度合いによって音が変わるということです。
また、(息の出し方の強弱でみると、強い方からの順で、韓国語の激音の”카” > 日本語の清音の「カ」 > 韓国語の平音の”가” > 日本語の濁音の「ガ」という状態です。
つまり、ㄱは、日本語の「か」と「が」の中間くらいですね。
でも、完全に濁音にすると違和感を感じずにはいられない・・・
語頭の平音を発音する時に、意識すること
ということで、おすすめは、「少しだけ濁音を意識すること」です。
正直、発音に特化している参考書でもない限り、ここまで詳しく書いていません。むしろ書いてしまうと、ややこしくて混乱するし、ここで勉強が止まってしまうと大変だからだと思います。でも、語頭でも日本語の濁らない発音と思っていると伝わらないこともあります。
このブログを見てくださった方は、少し濁音を意識してください。
また、平音から始まる単語は、低めに発音してみてください。
가족なら가を低く、족を高く
日本語の「あっち」や「漢字」というようなアクセントです。
こうするとぐっと平音ぽくなります。伝わらない。激音に間違われるということは少なくなるはずです。
まとめ
語頭の平音ㄱㄷㅂㅈは“ちょっと低め、プラス濁音にする”と伝わりやすい!
今回の内容は、「一週間で驚くほど上達する! 日本一楽しい韓国語学習50のコツ」にも書かれています。この本は、Twitterで大人気の稲川右樹先生が書かれており、初級の方向けに効率よく実力を伸ばす勉強のコツがいくつも紹介されています。
その言語特有の勉強の仕方があって、大事なはずだけど、なかなか本で紹介されてないですよね。私ももっと早くこんな本に出会いたかったです。
【学習のコツがわかる、だから1週間で上達する】
ハングルは読めるようになった。
簡単なあいさつや、ちょっとした日常会話ぐらいならなんとかできる。でも……
ちょっと込み入った話になると、急に自信がなくなってしまう。
勉強しているのに上達の手応えがない…。
韓国語をもっと勉強したいけど、どんなふうに勉強すればいいのかわからない。本書はこんなお悩みを持つ学習者のみなさんに向けてお届けします!
仕事や学業に忙しい昨今、ただやみくもに勉強するより、
ポイントを押さえて効率的に実力を伸ばす「コツ」が必要。紹介ページより
自分の勉強の仕方があってたかの答え合わせにもなり、中級以上の方にも有益な本だと思います。
激音の発音についてはこちら↓
濃音の発音についてはこちら↓
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